初めての方もわかるようにマイレージのしくみを簡単にまとめてみます。
マイレージは航空会社のポイントサービス
マイレージプログラムとは、競合路線でより多くのリピート客を獲得することを目的に始まった航空会社のサービスです。そのきっかけは、1970年代にカーター大統領(当時)の推進した大幅な規制緩和で、米国の航空輸送業界の競争が激化したことによります。主なサービス内容は、有償の搭乗距離に応じて獲得できるポイントを基準に、無料で航空機に乗ることができる特典航空券や、座席を1つ上のクラスに優遇してくれるサービス(アップグレード)などを得られることです。この、飛行距離に準じて付与されるポイントのことをマイルといいます。
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飛行機に搭乗する以外でもマイルをためることが可能
さらに航空公社はマイレージを促進するために、ホテルやレンタカー、クレジットカードなど旅行関連の企業と提携関係を結び、マイルをさらに多くためたり使ったりできる相互サービスを拡大しました。とくに国内線の距離が短い日本の航空会社は、航空機利用以外でもマイルをためやすくするために、世界に例をみない多様な提携プログラムを拡大してきています。
世界一多様な日本のマイレージシーン
日本でマイレージが一般的になったのは、航空運賃が自由化され国内線での競争が激化し、それまで国際線だけだったマイレージが国内線にも導入されてからです。これでマイレージはポピュラーになり、会員数も飛躍的に増加しました。搭乗距離が短い国内線搭乗では、まとまったマイル数がなかなかたまらないので、各種の提携プログラムやクレジットカード利用でマイルをためやすくすると同時に、海外のマイレージではあまり例をみない特典航空券以外の特典(金券タイプの利用クーポン、電子マネーを加え、魅力的なポイントサービスヘ進化を遂げてきています。そして、目本の2大航空会社がアライアンス(航空連合)に参加したことで、海外航空会社のマイレージも相互利用できるようになり、日本のマイレージユーサーは世界一多様なサービスを利用できる環境にあります。
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